道具を使うテッポウウオ

道具を使うのは霊長類だけではありません。テッポウウオが岩を使ってアサリの殻を割る様子が観察されています。殻を口に咥え、特定の岩に繰り返し打ち付けて割るのです。この行動は計画性と筋肉の協調性を必要とし、魚類における数少ない確認された道具使用の事例となっています。

科学者たちは、個々の魚が同じ「金床」の岩に何度も戻ってくるのを観察しており、これは学習された行動を示唆しています。本能だけではなく、記憶、正確さ、そしておそらく教え合いも関わっているのです。魚がマクガイバーのようにして夕食を手に入れるなんて、誰が想像したでしょうか?

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